雑木林に色を添える。早春の花三つ葉つつじ
自宅のある白州の森に其処かしこに紫の花を咲かせている。ここ以外に、釜無川左岸の七里岩の断崖にあちらこちら紫色の彩りをそえており、
岩の色と、新緑の色とのコントラストが美しい。
枯れた風景の中からこの花を見て、「春が来たな!」と感じさせでくれる。
ミツバツツジ(三葉躑躅 Rhododendron dilatatum)はツツジ科ツツジ属の落葉低木。
また、近縁のミツバツツジ類の総称でもある。
関東地方から近畿地方東部の太平洋側に分布し、主にやせた尾根や岩場、里山の雑木林などに生育する。
他のミツバツツジ類の多くは雄しべが10本なのに対し、本種は5本であることが大きな特徴。
古くから庭木としても植えられるが、盗掘の影響もあるせいか野生の個体数は決して多くない。
ミツバツツジ類は、4-5月頃に咲く紅紫色の花が美しい。
花が終わってから葉が出てくる。枝先に三枚の葉がつくことからこの名がついた。
ミツバツツジの変種には、
トサノミツバツツジ、ハヤトミツバツツジ、ヒダカミツバツツジなどがある。
日本に自生するその他のミツバツツジ類には、トウゴクミツバツツジやサイコクミツバツツジ、コバノミツバツツジ、
ダイセンミツバツツジ、ユキグニミツバツツジ、キヨスミミツバツツジなどがある。
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