
画用紙いっぱいに描かれた絵、
カラフルな色使い、
満面の微笑を浮かべて「ピース」をしている写真、
そして
「サンタクロースさん、ありがとう!」と書かれた文字。

あれからもう3年半か、
ついこの間5歳の誕生日だったんだねえ。
あの日の朝は、
お母さんとおばあちゃんの間から身を伸ばして
2階の窓から
ニコニコしながら
こちらを指差していたね。

そんな夏の終わりの
そよそよと秋風が
まだ穂がでていないススキの斜面をたなびかせていた。

そして君は、
旅立っていった。
森の中に吸い込まれるように。
「サンタクロースさんかー」
もう
記憶の片隅に埋もれてしまったんだろうなあ。
1歳と数ヶ月だったもんなあ。

でも
、
確かに、
こちらから送った、手紙、絵、絵本は
届いて、
ちゃんと見ていたんだなあ。