
山梨県韮崎市郊外の菜の花畑遠望
先日、国道20号を甲府から北杜市方面に車を走らせていると韮崎市付近の釜無川右岸山裾に黄色い帯が目に入ってきた。菜の花畑である。
菜の花はとても無駄の無い植物だと思う。
菜の花(なのはな)は、アブラナ科アブラナ属の花の総称[1]。
特にアブラナまたはセイヨウアブラナの別名としても用いられる。
また、菜花(なばな)は、ナタネ、カブ、ハクサイ、キャベツ、ブロッコリー、カラシナ、ザーサイなどアブラナ科アブラナ属で主として花を食するものをいう[1]。なお、アブラナ属以外のアブラナ科の植物には白や紫の花を咲かせるものがあるが、これを指して「白い菜の花」「ダイコンの菜の花」ということもある。
/菜の花 – Wikipedia.html

長野県信濃町菜の花収穫した菜の花
一ヵ月後には野沢菜漬けとして食卓に上る。漬けダルは、地下室の温度変化が無い環境で保存するのだが、どうしても春先になると、酸味が増してくる。この頃になると漬物そのもので食べるのではなく、炒めて、野沢菜炒めご飯などとしていただく。これが油とうまくマッチしており、ご飯に絡めあってなんとも食欲をそそるメニューになる。
その頃の野沢菜の畑は、収穫し残した野沢菜が、春の日差しを吸収して、どんどん成長していき、やがて黄色い可憐な花を咲かせる。それが国道沿いでみた黄色の帯と同じ菜の花ということになる。最近、あちらこちらで、菜の花畑鑑賞と銘打って観光スポットとして紹介されているのをみかける。
普通は、花が終わってしまえば、もう畑にすきこむだけであるが、それからさらに成長させると、背丈ほどの丈になり、やがて房状の実をつける。カワラヒワだろうか、小鳥が好んで実を突付きに来る。そのままにしていると全部、実を食べられてしまう勢いだ。鳥にとっても、栄養価が高い、カッコウの餌なのだろう。
その実をそのままほったらかしにすると、さらに鳥の餌になり、風で地面にぱらぱらとおちでしまい。枯れた残骸だけがのこってしまう。
そうなる前に、刈り取って天日に干すと、初夏に日差しならば、割と早く乾燥が仕上がる。あとは叩いて、ぽろぽろと落ちた黒い粒を選別して、種を収穫する。

長野県信濃町収穫した野沢菜の実
「菜の花に感謝!」