つばめ飛ぶ風景

ツバメ飛ぶ

ツバメ飛ぶ

朝に夕に、窓の外、視界を横切る飛行物体はなんだ!

気になって外に出ると、ツバメがひっきりなしに行ったり来たり、旋回したりしているではないか。

この団地はどうやらツバメの繁殖地になっているらしい。

つばめか!

幸運を運んでくれるのかなあ。

それならばうちに来ないかなあ。

なんて思いながら、ツバメの事をもっと知りたくて調べてみました。

つばめはどんな鳥なのだろうか?

  • スズメ目ツバメ科ツバメ属に分類される鳥類。スズメほどの体長であるが、尾が長く背が光沢のある藍黒色である。そして燕尾形と呼ばれる二股に深く切れ込んだ尾をもつ。
  • 北半球の広い範囲で繁殖する。日本で繁殖するツバメの主な越冬地は台湾、フィリピン、ボルネオ島北部、マレー半島、ジャワ島などである。
  • 産卵期は4 – 7月ごろ。一腹卵数は3 – 7。主にメスが抱卵する。抱卵日数は13 – 17日。その後の巣内での育雛日数は20 – 24日。我々が目にするのはこの時期のものである。
  • 泥と枯草を唾液で固めて巣を造る。ほとんど人工物に造巣し、民家の軒先など人が住む環境と同じ場所で繁殖する傾向が顕著である。これは、天敵であるカラスなどが近寄りにくいからだと考えられている。
  • 巣材の泥を求めるとき以外は地面に降りることはめったにない。
  • 飛翔する昆虫などを空中で捕食する。また、水面上を飛行しながら水を飲む。
  • 日本国内で越冬する個体があり、しばしば「越冬ツバメ」と呼ばれる。特に中日本から西日本各地で越冬。但し、その生態は詳しくわかっていない。
  • 巣立ちを終えたヒナと親鳥は河川敷や溜池(ためいけ)の葦原(よしはら)などに集まり、数千羽から数万羽の集団ねぐらを形成する。

ツバメ-Wikipedia参照

人とのつながり

米作りにおいて、害虫を食べてくれる益鳥になっている。

人の出入りの多い所に巣をつくることから、ツバメの巣は商売繁盛の証として伝えられてきた。

ただ、近年、出入り口に糞を落とすことから、いやがられ、巣を撤去してしまうケースもある。また、渡りをする鳥なので、鳥インフルエンザを懸念し、嫌がられることもある。

冬に越冬したツバメが、春には巣作りのために同じ場所に戻ってくるということで、船乗りの人には、元のところに無事に帰ってくるという願掛けの意味で、ツバメをモチーフにしたアクセサリを身につける習慣がある。

キリスト教圏では古い魂の蘇りを象徴していたり、中国ではツバメはいち早く危険を察知し、より良い方向へ導いてくれると信じられているようです。日本においても昔から商売繁盛の印、安全な家ということが伝えられてきた。

日本野鳥の会ツバメ全国調査2013-2015より

ツバメについてどう思っているか

ツバメに対する気持ち

ツバメに対する気持ち

ツバメの数は減少?

ツバメの数は

ツバメの数は

ツバメの減少要因とは

カラスによる影響 296
からす以外の天敵 113
人による巣の撤去 216
住宅建材、工法の変化 61
えさとなる昆虫の減少 41
巣の自然落下 8
その他 95

団地の実態

自宅のある韮崎市旭団地においての調査です。(2018.6.10)

ツバメは4月頃から飛び始めていました。

団地裏に広がる田園風景

団地裏に広がる田園風景


餌や巣の材料となる水田がひろがっています。

団地図

団地図(下が北側です)

団地のつばめの巣

団地のつばめの巣


巣はほとんど団地の北面、階段入り口に巣をつくっています。

団地のツバメの巣1

団地のツバメの巣1

団地のツバメの巣2

団地のツバメの巣2

団地のツバメの巣3

団地のツバメの巣3

玄関扉の左上、天井すれすれのところにほとんど巣をかまえています。
なかには巣を撤去したあとがありましたが、おおむね巣をそのままにしているようです。
巣を作る階は2階ないし、3階が多いようです。これは地上にいる猫や蛇対策のためであるのでしょうか。
また最上階にあまり巣が無いのは、住人がいないためでしょうか。

1号棟の階段口2階、つまり1号棟と2号棟に挟まれたところから出入りする位置関係の所に巣が多いのは、身をかくせること、住人がいるので人の出入りがあること、えさ場である水田がすぐ隣にあること、という条件が重なっているためでしょうか。

団地入り口の一軒家にも巣がありました。

人に優しさを与えてくれる鳥

つばめのヒナ

つばめのヒナ

ツバメは確かに人気の多い所に巣を構えているのは明らかです。しかも、からすなどの天敵から巣を守るために、なるべく身を隠せるようなところに、天井すれすれにつくっています。人の出入りが多い所に巣を構える要因となっています。

人の営みを利用して、したたかに生きている、カラスやすずめと同じように、生き延びていく術をこれらに求めてきたことが伺われることは確かである。カラスやすずめは残飯やゴミ箱を食い散らかしたり、収穫期に米を食べてしまったりして、人にとっては厄介者とされていることが多いですが、つばめは田んぼの害虫を食べてくれたり、雛の愛くるしい姿を身近に見せることによって、心和ませてくれたりするので、好かれる存在になってきたのでしょう。

 私個人的には、カラスやすずめはそうかと言って非難するような思いは沸いてこないし、つばめと同じように「ああ、必死に生きているのだなあ」と感じています。

 ツバメを見ていて、他の鳥と違って、特に印象的に感じるのは、視界を縦横に猛スピードで横切っていく姿です。そして急に向きを変えたと思うと再び猛スピードで飛び去っていく。なんてすばやい動きなんだろう。人がいることにお構いなく、むしろ人がいたほうが好都合なのでしょうか、そんな光景を目撃すると人がツバメを身近な存在に感じてしまいます。

 日本野鳥の会の調査の中で、ツバメの減少要因が人的なものである比率がカラスによるものと同じくらいになっています。ツバメからすれば、人間は脅威であるばずです。にもかかわらすあえて人の出入りが多いところを好んでねぐらにする。切っても切れない関係が昔から続いてきた。自然環境は一個人の力ではどうにもならないですが、人による巣の撤去がツバメにとってのプレッシャーになっているのならば、巣を壊さず落下して来る糞を直前に食い止める工夫ができそうです。なんとか雛が無事巣立ちを迎えるまで、そっとしてあげたいし、ツバメが飛び交う春の風景が毎年味わえる事を楽しみにしたいものです。

ツバメの巣がある家には幸運が訪れているかは確認できませんでしたがこんな想像を駆り立ててくれるつばめの存在はとっても貴重であると思います。

~~参照~~

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